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更年期のブレインフォグとは?仕事中のぼんやり感との向き合い方

更年期のゆらぎ

更年期のブレインフォグとは?仕事中のぼんやり感との向き合い方

40代以降の女性に起きやすい疲れやすさやコンディションの変化を、漢方・東洋医学の視点から整理します。

最初に押さえたい見方

疲労感はひとつの原因だけで説明しきれないことがあります。睡眠、冷え、ストレス、仕事の負荷、年齢変化、生活リズムが重なり、日によって感じ方が変わることもあります。

更年期移行期では、睡眠、気分、認知面の変化が同時に語られることがあります。公的情報やレビュー論文では、症状を我慢せず、必要に応じて婦人科など医療機関へ相談する重要性も示されています。

漢方・東洋医学では、元気の土台を示す「気」、うるおいや栄養を支える「血」、水分代謝に関わる「水」のバランスから状態を見立てます。ただし、漢方相談は診断や治療の代替ではなく、体質や生活習慣を整理する補助線として位置づけます。

体質から考えるポイント

気虚

元気が続きにくく、朝からだるい、夕方に電池切れする感覚が出やすい傾向です。

血虚

眠りの浅さ、乾燥感、ふらつきなど、消耗感とあわせて出ることがあります。

気滞

ストレス、イライラ、ため息、張り感など、巡りの停滞として考えます。

生活で見直したいこと

  • 朝の光と食事で一日のリズムを作る
  • 予定を詰めすぎず、回復時間を先に確保する
  • 冷えや睡眠の浅さを記録し、疲労感との関係を見る
  • 不調が強い場合は医療機関への相談も選択肢に入れる

次にできること

自分の傾向を整理したい方は、疲労回復タイプ診断やチェックリストを活用してください。

根拠と参考文献

  1. 女性の健康づくり(厚生労働省, 2026参照, 公的情報)
    女性のライフステージに応じた健康支援、更年期症状・障害に関する意識調査、女性の健康週間などを扱う公的情報。
  2. 更年期(働く女性の心とからだの応援サイト(厚生労働省), 2026参照, 公的情報)
    更年期世代の働く女性に向け、婦人科相談、仕事との両立、更年期症状への理解を促す情報。
  3. A Review of Cognitive, Sleep, and Mood Changes in the Menopausal Transition: Beyond Vasomotor Symptoms(Obstetrics & Gynecology, 2025, 査読レビュー)
    更年期移行期における認知、睡眠、気分の変化を、血管運動症状以外の論点も含めて整理したレビュー。
  4. Cognitive Problems in Perimenopause: A Review of Recent Evidence(Current Psychiatry Reports, 2023, 査読レビュー / PMC)
    閉経周辺期における認知面の困りごと、いわゆるブレインフォグや記憶・注意の変化に関する近年の知見を整理。
  5. The 2023 nonhormone therapy position statement of The North American Menopause Society(Menopause, 2023, 専門学会ポジションステートメント)
    更年期の血管運動症状に対する非ホルモン療法について、生活、心理行動療法、薬物療法、サプリメント等のエビデンス水準を整理。

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